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教えて!ダウンタウン

ごっつええ感じ、ガキの使いやあらへんでで活躍している、 大人から子供まで大人気のダウンタウン。 昔の漫才は、youtubeの動画でみてもやっぱりおもしろい! 最高ダウンタウン!
2024
11,21

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2007
05,10
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余り語られることがないが、松本の著書に記述されている通り、松本が尊敬する喜劇人として挙げる松竹芸能の故藤山寛美の影響が伺える。相手をいらつかせる独特のテンポと間は確かに松本の原点であるとも見える。松本は手放しで藤山寛美を称え、現在でも時折藤山の映像を見直すと言う(著作より)一方1980年代の雑誌「宝島」のインタビューでは自分のお笑いの背景を語っており、その一つにラジカル・ガジベリビンバ・システム(以下RGS)を挙げている。ダウンタウンは後に、東京進出前にRGSと共演も果たしている。

RGSが演じる、不条理で無意味性を押し出したシュールな世界は所謂「明確なオチのない笑い」であり、微妙で奇妙な空気でエンドになる事が多い。舞台を主な活躍の場としていた彼らは、一切媚びがなく観客を突き放すようなスタイルは東京においてすら一部のお笑いマニア層の話題に上る程度の存在であり、ビートたけしからとんねるずへ繋がる「表舞台」でのバラエティ番組黄金期にあっては、最後まで主流になる事はなかった。

どちらかと言えば関西のお笑いとは対局にあったRGSに松本が傾倒していた点は興味深い。同誌でも「大阪はお笑いの中心地のように言われているが、逆に言えばお笑いには保守的で、新しい物を受け容れず、オチが明確で無ければ絶対認めない風潮がある。早く東京でやりたかった」と語っており、自己の目指すスタイルがRGSに見られた不条理・シュールな世界であることを述べている。

このRGS的なシュールさと藤山寛美のリズムを持った松本に、中田カウス・ボタンの中田ボタンの出演に通いづめることでツッコミに磨きを掛けた「努力の人」(ダウンタウンDXゲスト:島田紳助の回から)浜田が出会うことで、ダウンタウンの全く独自のスタイルが完成された。浜田の存在は、ダウンタウンの漫才を一見関西スタイルの典型的なお笑いとして受け容れやすくし、また松本の凶暴でシュールな笑い感覚も「オトン・オカン」と言った尼崎発のベタベタな庶民感覚でコーティングすることによって、多くの観衆に受け入れられるものとなった。

1980年代の初期ダウンタウンは松本はまだヒキキャラで、現在の様にキレるスタイルは無く、浜田もまたバラエティでも荒く雑な突っ込みや悪態が多く、失敗を重ね、番組中に謝罪を求められる事もあった。しかし松本は元々のセンスに加えて努力を惜しまない。世間が「ダウンタウンは浜田の突っ込みが凄いのだ」と言われると敢えて浜田抜きの番組と舞台やVTR作品に臨み(寸止め海峡やVISUALBUMなど)「松本は若手を使わないと面白くない」と言われると「一人ごっつ」や「松風」等で答えを出してみせる。一方浜田は舞台の客が若年層が多いことを当初気にして、客が笑っていても自分で納得できない舞台があるとカウス・ボタンのボタンの突っ込みを客席の端から凝視し学んだ事もあった。番組でも失敗した状況に似た場面が再度訪れると確実に修正をした形跡を見る事もある。

つまり「才能のある人物が努力を惜しまないコンビ」がダウンタウンのもう一つの姿である。

ちなみに、漫才をカジュアルな格好で演じるスタイルはダウンタウンが始めたように言われているが、中田カウス・ボタンが関西では最初である。

ダウンタウンの漫才そのものが、いわばチェンジアップである松本のボケを基盤としており、間をずらすことでリアリティを意図的に作り出すスタイルであった事を考えると、それがそのままガキの使いで即興的に行われるフリートークに移行していったことは、ごく自然の成り行きであると言える(ダウンタウンDXゲスト:島田紳助の回から)。

また、芸人でありながらタレントの要素が求められた場合、その部分の大半を浜田が請け負う。 松本はゲストを呼ぶ司会業の時に、まず浜田がズケズケつっ込んでいくのを見定めてから「この人(ゲスト)はここまではイケるんや」と、松本自身がボケの目安にしており、その観点における力量は浜田に信頼を寄せているという(「松紳」2004年6月9日放映より)。 元来、見知らぬ人と接することが苦手である松本にタレント的な役割を与えてしまうと、本業のお笑いへの良からぬ影響が懸念される。しかし、それを浜田が一手に担うことで、松本本来のお笑いの才能が発揮できる環境を整える。これにより、単なるタレント業だけない本格的お笑いコンビ、ダウンタウンが成立している。

(出典:ウィキペディア

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